出身地以外の自治体でも地方公務員として採用される?志望動機は?

こんにちは、元地方公務員で人事・採用を担当していた”ともきち”です。

人事担当の目線から、公務員試験、公務員の人事等について役立つ情報をお届けします。

 

今回、出身地以外の自治体でも公務員として採用されるのかという点についてお話しします。

みなさんどういう志望動機で、出身地以外の自治体の面接に臨んでいるかということも気になりますよね。

 

公子(きみこ)
地方公務員と言えば、自分の地元の県や市に就職するイメージだけど、縁もゆかりもない自治体の採用試験も受けていいのかな。試験日程も違うことだし、ほかの自治体も受けてみたいけど。

 

公男(きみお)
確かに受けてみたいけど、地元じゃないと受からなくない?それに、志望動機が思い浮かばない・・・。

出身地以外の自治体でも地方公務員として採用されるか

まずは、出身地以外の自治体でも採用されるかということなのですが、これについての答えを言うと、特に問題なく採用されます。

公務員試験は、筆記試験はもちろん、面接試験も点数化されて、点数の高い順に合格となります。

したがって、地元であろうが地元でなかろうが、筆記試験で正しい答えを出し、面接でしっかりと受け答えをすれば、合格者名簿に載って、採用されます。

自治体だって、できる限り優秀な人材に来てほしいものです。

当然のことですが、出身がここではないから、例えば一律でマイナス10点なんていう点数操作もありません。

ですから、出身地、地元ではない自治体でも、そこで働きたいと思えばぜひ受験して、採用を目指してください。

ともきち
実際、私が採用試験の仕事をしていた時も、出身地でもなく、大学も全く別の場所に行っていた方が合格し、採用となりました。

しかし、いくら採用実績があり、減点もされてないとは言え、なんか心象もよくないし、なんだかんだで不利なのではと思う方もいると思います。

次に、採用者側は実際のところどう思っているかについてお話します。

不利ではないが、採用者側も心配している

前述の通り、地元ではない方が試験を受けた場合でも、普通に試験をして採用されますし、特に不利になるような点数操作もしていません。

しかし、心配していることがあります。

それは、採用したところで

 

「本当に来てくれるかな?」

「2~3年で辞めてしまわないかな?」

 

という点です。

採用する側が一番つらいのが、内定辞退であったり、すぐに辞めてしまう人が出ること。

せっかく「この人は活躍してもらえそう」と思ったとしても、辞められてしまったら元も子もありません。

そういった意味では、その自治体の出身者でない方については、

「採用してもすぐに辞めて、自分の地元に帰ってしまうのではないか」

という不安がつきまといます。

ぜひ、採用する側(面接官)の不安を和らげるよう、なぜその県や市などの職員として働きたいかを、熱意をもって説明してあげてください。

志望動機はどうする?

わざわざ自分の地元以外の自治体を受験しようとしているあなた。

当然、その自治体に対する熱い思い(=志望動機)はありますよね?

 

なんて、ちょっと意地悪な問いですね。

正直、”とりあえず日程が合ったから受けてみた”とか

極端な話、”公務員に受かればどこでもいいや”と言う方もたくさんいるでしょう。

私は別に否定しません。

でも、そんな時に困るのが面接で必ずと言っていいほど聞かれる志望動機。

なぜ、ここの自治体で働きたいと思ったか、という問いの答えとしての志望動機です。

ここでは、実際に面接でのやり取りの中で私が聞いた志望動機をご紹介します。

志望動機に困っている方、ぜひ参考にしてください。

それでは、さっそく見ていきましょう。

とりあえず、これまでに出会ったパターンを以下に記し、ひとつづつ解説していきます。

志望動機のパターン
  1. 大学でこの土地に住んでいたパターン
  2. 遠めの親類縁者がいるパターン
  3. 旅行などのきっかけで訪れてほれ込んだパターン
  4. 政策等に感銘を受けたパターン(オススメ!)

① 大学でこの土地に住んでいたパターン

ひとつめは、大学等に通うため、その自治体で一人暮らしをしていた、というパターンです。

これに該当する人の志望動機はこんな感じです。

大学の講義で、フィールドワークを行いました。

この土地の人にインタビュー調査を行うことになったのですが、とても親切に接してもらいました。

この土地が大好きになり、ぜひここで役に立てる仕事をしたいと思いました。

もちろん要点だけ抜粋していますが、

「住民と触れ合って、温かい住民性に感動しました」

とか

「ニュースを見て、こちらの自治体は子育て支援に大変力を入れているということを知りました。」

というような答えが多いです。

これは、実際に住んでいるという強みを生かしています。

まあ、地元ではないにしろ、住んでいればなにかしらその土地の好きなところもでてくるでしょうから、それほど志望動機に困らないと思います。

② 遠めの親類縁者がいるパターン

ふたつめは、親類縁者がいるパターンです。

祖父、祖母はもちろんのこと、遠めの親戚などがいて、こちらをたまに訪れたという話です。

私は、親戚がこちらに住んでおり、小さいころから夏休みなどに訪れていました。

川遊びなど、美しい自然の中で遊び、とても楽しかったことを覚えています。

このような素敵な資源を持つ○○市を、自分の地元のように感じており、

この資源を守り、私のように感じる方が増えてほしいと思い、こちらで働きたいと思いました。

親類縁者がいるのなら、何回か訪問したことがあると思います。

最悪、訪問してなくても、その親類の話を聞いて興味を持って調べていくうちに、ぜひここで働きたいと思ったなどと言えるかと思います。

③ 旅行などのきっかけで訪れてほれ込んだパターン

そこが観光地であれば、いちばんとっつき易い志望動機ですね。

昨年の夏、大学の友人と旅行でこちらを訪れました。

そこで○○(名所等)に行ったのですが、そこでボランティアガイドの方に丁寧に説明していただき、大変感銘を受けました。

そこで聞いたのですが、○○市は観光客を積極的に呼び込み、この土地のファンになってもらおうと、ただ”見る”だけではなく、”体験”する観光に力を入れているとのことでした。

私もその取り組みにすっかり○○市のファンになってしまい、こちらで働きたいと思いました。

②と似ていますね。

観光や環境などの自治体の施策と一緒に、○○市のような素敵な自治体で働きたい!と熱意を伝えましょう。

④ 政策等に感銘を受けたパターン(オススメ!)

これは、一度もその自治体を訪れたことがなくても使えるパターンですし、上記①~③とも絡めることもできます。

(というか、①~③の場合も、この④のパターンに絡めるのが常道です。)

私は、大学で少子化対策、特に女性が働きながら子供を産み育てられる社会について研究をしてきました。

その際、国や自治体の施策を調べたのですが、そこで、○○市の施策について興味を持ちました。

○○市では、育児休暇の取得率が高い企業を表彰し、補助金制度もあると聞いています。

このような政策を導入している○○市の取り組みは大変興味深く、私もその一員として皆さんと一緒に仕事をしたいと思いました。

※ちなみに、ここではありきたりな政策を例に出していますが、実際に答えるのは、その自治体独自で、先進性のある政策のほうが良いです。どこもやっている政策だと、ここでなくてもいいよね、と思われてしまいます。

 

 

これは、志望動機として成立するのと同時に、その自治体についての政策を勉強していますよ、というアピールもできます。

一度も行ったこともないけど受験しようと思ったら、とりあえずその自治体で面白そうな政策を探しましょう。

 

 

(本当は1回くらい行って、街の空気を感じたほうがいいですけどね。)

答えられないのが一番マズい

ここまで事例をいくつかご紹介しましたが、いかがでしょうか。

正直、わざとらしいような気がしませんか?

 

・・・そう、面接官だって「志望動機考えてきたな」と気づいています。

でも、別にそれ自体は全く悪いことではなく、印象も悪くなりません。

むしろ、「がんばって考えてきたな」と評価したいくらいです。

 

一番マズいのは答えに詰まってしまったり、具体性がない志望動機で取り繕うこと。

一生を左右するかもしれない採用試験の面接で、(たとえ本心でなくても)志望動機ですら真剣に考えられないようでは、その自治体で働きたいとの本気度が感じられません。

 

本気度が感じられない=たとえ採用しても腰掛ですぐに辞めてしまいそう

必然的にそういうイメージにつながってしまいます。

確かに、自分にあまり関係ない自治体の志望動機を考えるのは苦しいです。

しかし、苦しみの末に考えた志望動機は、それなりの説得力を持つものです。

大変かとは思いますが、まずは受験する自治体のHPを開き、政策の勉強をすることからはじめましょう。

 

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ともきち
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ともきち
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ともきち
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まとめ

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  • 出身地以外の自治体でも普通に採用される
  • 採用側は、辞めてしまわないか不安、その不安を払しょくしてあげる
  • 志望動機が思い浮かばなければ、自治体の政策からヒントを得る
  • 志望動機の内容が何であれ、しっかりと考えた内容を答えることが大事
ともきち
なんかわざとらしい志望動機かなと思っても、ちゃんと志望動機を考えたという過程が大切です。






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ABOUTこの記事をかいた人

某地方自治体で行政職(事務職)の地方公務員として十数年間勤務しました。現在は転職して民間企業に勤めています。地方公務員時代は人事・採用も担当したため、公務員を目指したいという方に役立つ情報をお届けします。